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「かんたん・いっけん・きれい・に・もえーなCGを描く方法」=CG講座その2です。前回はこちらです。
前回ブクマしてくださった方ありがとうございました。解り難い所とかご質問など色々お気軽にー。
今回は紙(アナログ・リアル)で下絵を描く方法です。私は「今は殆ど線画はパソコン」ですが、最初はこちらの「紙を使う」方法でしてました。タブレットとペンツールに慣れるまでは紙の方がお勧めです。今回はややこしい手順についての話が多いので、適当に読んでもらう方がいいかもです。
- 今回は、Photoshopでの作業として説明しています。
ですがフリーのソフトでも線画の抽出は十分出来るらしいです。
Pixiaペンツール・彩色にもお薦め 有名でF&Q も充実です。
他にもプラグインで対応しているのも多く、フリーでも十分可能です。
- スキャナが必要です。
一万円もあればかなりいいのが買えます。カラーを取り込むわけでないならヘボくてもまあ大丈夫です。
1-b下絵を描く
- リアルで描く方法
下絵を紙に描きます。私はコピー用紙とシャーペンを使っています。線を綺麗にしたい時とペン入れしたい時はケント紙や漫画用原稿用紙を使います。
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- スキャナで画像をパソコンに取り込み
→クリックで原寸
出来上がった絵をスキャナで取り込みました。
サイズ・解像度等は使用用途で変えます。webの解像度は72です。サイズは…仕上がりが600×600ピクセルとしたら、15倍位で私は作業しています。理由は、後で縮小した方が綺麗に見えるから、ですけどめんどい時は原寸だったりします。
拡張子ですが、webの場合はjpg*1かgif*2が多いです。
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- 線画のクリンナップ
- 取り込んだ絵を見ますと、紙の白い部分が灰色がかっていて、線が灰色になっていたりします。スキャンモードによって違うのでそうでない人は、この部分は飛ばして下さい。
- 線画のクリンナップ
photoshopの場合 イメージ→色調補正→明るさとコントラスト を選択してもらって、適当に弄って見て下さい。背景が白、線が黒、になればヨシ、です。レベル補正を使う方法もあります。
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- 「ゴミ」を取ります。
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ブロック消しゴムや範囲選択で消します。ゴミを残すと後でそこだけ色が塗れなかったりバッチイ絵になって、後で超泣きますのできちんと消します。
→クリックで原寸
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- 線画を綺麗にします。
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ペンツールと消しゴムを使って直します。デッサンの狂いもここで修正。ペンツールで書くと、先が丸まるので、気になる人は消しゴムで消します。
→クリックで原寸
私は「これをしなければいけない」とは実は思ってません。結局は出来上がればいいです。違和感が有れば直したらいい。ツールはツールなので。JPGの劣化すら絵に使う人もいます。最初はやり方を覚えて使って…その内、何でこの作業をしているかって考えたら、応用出来たりになると思います。
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- 線画のレイヤー化
「レイヤー」と言うのは、アニメのセル画みたいな構造になっています。
→下絵クリックで原寸
手順どおりにしてもらった今の状態だと「白い背景に直接線が描かれている」と思います。ここに彩色をすると、線が消えてしまいます。ので「レイヤー」で「別の紙」に線画を表示して、また「別の紙」で彩色をして「最後に統合」します。
レイヤーで作業する利点は、失敗した部分があればそこだけ捨てればいいし、失敗したから作業全てやり直しとかしなくていい、等です。部分的に色調の補正なども出来ますのでとても便利です。
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- レイヤー化の手順
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ここはちょっと機械的な作業なので、順番だけ書いておきますね。見ながらやってみて下さい。
1 選択範囲→すべてを選択
2 編集→コピー
3 クイックマスク →クリックで原寸
4 編集→ペースト(クイックマスクモード)
5 イメージ→色調補正→諧調の反転
6 クイックマスクを解除 すると 線画が選択範囲になる
7 編集→塗りつぶし→描画色(黒ではなく茶色で)
はい、これで後ろの白が無くなって「線画だけ」になりました。
これで線画が完成です。この線画抽出の手順は面倒くさいのでフォトショップのアクションを使ってます。フリーソフトで配布されていたりします。
と、今回は手順が面倒で説明が長くなりました。申し訳ないです。実際にされる時以外は適当に流し読みしてもらっていいと思います。
まとめてしまうと
紙だと少し手順が色々有ります、消したり綺麗にしたり。でも紙だと描きやすい!
「線」と「色」は別の「レイヤー」で作業します!でした。
次回は彩色について書きたいと思います。ごめんねごめんね!長くてごめんね!でも次の彩色は楽しいぞう!
ラフ→完成(ゲームのジャケット)
なんか説明しづらい@_@気に入らなかったら途中で放置したりします。