萌え理論Magazine編集部が選ぶ『明日の萌え本』 第八回

明日は7月25日

1814年 イギリスのスチーブンソンが蒸気機関車の試運転に成功

ということで、機関車を舞台に繰り広げられるアクション映画のような小説。


まあ…萌えというよりは燃えですね…この小説は…。
看板に偽りありです。すみません。
しかし、燃えという点なら、この作品に勝るものはなかなか無いんじゃないでしょうか。
馬鹿で格好いい奴らの縦横無尽の活躍、そして圧倒的な爽快感。
鈍行編で描かれた事件を、急行編では別の人物たちの視点から描き出すという、
まるでパズルのような構成を、見事に描ききっています。
シリーズの二作目と三作目ですが、ここから読み始めてもまったくOK。
ジメジメした暑さをスカッと吹き飛ばしたい人にお薦めです。