数字で見るこの界隈:その3:2000年から2005年の売上順エロゲタイトル
発売年 | 年順位 | タイトル | メーカー | 販売ポイント |
---|---|---|---|---|
2005 | 1 | Fate/hollow ataraxia | TYPE-MOON | 154015 |
2004 | 1 | Fate/stay night | TYPE-MOON | 146686 |
2005 | 2 | ToHeart2 XRATED | Leaf | 110393 |
2000 | 1 | AIR | Key/VA | 102080 |
2004 | 2 | CLANNAD | Key | 100560 |
2001 | 1 | 鬼作 | ELF | 96617 |
2000 | 2 | 猪名川でいこう! | Leaf/aquaplus | 74525 |
2003 | 1 | マブラヴ | age | 68785 |
2005 | 3 | 夜明け前より瑠璃色な | オーガスト | 68599 |
2002 | 1 | 妻みぐい | AliceSoft | 68292 |
2003 | 2 | SNOW | StudioMEBIUS/VA | 64526 |
2001 | 3 | 誰彼─たそがれ─ | Leaf/aquaplus | 60289 |
2000 | 3 | Natural2-DUO- | F&C | 58781 |
2000 | 4 | エルフオールスターズ脱衣雀 | ELF | 58752 |
2002 | 2 | うたわれるもの | Leaf/aquaplus | 58498 |
2003 | 3 | 天使のいない12月 | Leaf/aquaplus | 58140 |
2003 | 4 | 朱 | ねこねこソフト/戯画PB | 57640 |
2001 | 4 | 大悪司 | AliceSoft | 57420 |
2000 | 5 | 夜勤病棟 | Mink | 56412 |
2000 | 6 | GREEN〜秋空のスクリーン〜 | Jellyfish | 56225 |
2004 | 3 | SHUFFLE! | Navel | 54483 |
2003 | 5 | Lovers | Jellyfish | 53353 |
2000 | 7 | まじかる☆アンティーク | Leaf/aquaplus | 53039 |
2003 | 6 | 大番長 | AliceSoft | 50385 |
2001 | 5 | 夜が来る!ーSquare of the Moonー | Alicesoft | 50056 |
2000年以降のエロゲタイトルの中で、50000ポイントを越えたタイトルをポイント順にならべた表です。詳細は、こちらで。
http://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/rev%3a%e3%82%a8%e3%83%ad%e3%82%b2%e3%81%ae%e8%b2%a9%e5%a3%b2%e6%95%b0?kid=3#p11
注意
この表は、あくまで単年度、ある会社が調査した数字です。
Fate/stay nightは、2004年に146686ptsの売上ポイントを示していますが、2005年にも28000pts程度の売上があります。従って、合計すると17万5千ポイント程度の売上になります。
また、この数値にはメーカー通販などは含まれません。自社通販が強いメーカー、アリスなどは、上乗せ分を考えてもいいかもしれません。
全25タイトルですが、馴染みのないタイトルも多いかもしれません。
- 売れたタイトルと、語られるタイトルは同じではない
ことを読み取っていただければ。
コメント
この現象には、いろいろ要因が考えられます。
- エロゲ史観が変わった。話題の主流が、今で言うところの陵辱モノ、ELFにAliceにF&Cなどの老舗から、葉鍵など泣きゲへと流れが変わり、過去のヒット作が歴史から無視された。
- ヒット作の二作目現象。大ヒット作の二作目や、ファンディスクは、期待票が多数入り、発売直近の売上(初速)が伸びるため、ランクインしやすい。逆に、無名メーカーの革新的な作品は、話題性や歴史的意義とは異なり、売上自体はそれほど多くなかったりすることがある。
- 評論家ウケする作品と、一般受けする作品が異なる。
一番わかりやすい例が、"誰彼─たそがれ─"でしょうか。このタイトルは、Leafが雫、痕、THとビジュアルノベル3部作で大人気を集め、期待が高まった時点での発売でした。人は、買うまで作品をプレイできません。期待をかけて予約したユーザーは、購入し、プレイして、初めてこのゲームの真価に気づきました。だから、プレイ後の評価や、現在の評価とは裏腹に、売上それ自体は高い数字を示しています。なお、どこかのショップ企画で100円セールをやったためか、誰彼100円、というギャグが流行ったようです。それほど極端に値崩れしているわけではないようです。